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カーリースのオイル交換はガソリンスタンドで?【リースも扱う店長が解説】

ガソリンスタンドの整備ピットで、ボンネットを開けた白いコンパクトカーの横にオイルの容器とじょうごを載せた工具カートが置かれている 保険・カーライフ

「リースの車なんですけど、ここでオイル交換してもらえますか?」。ガソリンスタンドで働いていると、こう聞かれることがあります。リースの車は自分の持ち物ではないので、勝手に整備していいのか、契約違反にならないのかと心配になる方が多いようです。ディーラーまで行くのは遠いし、給油のついでに済ませたい。そんな気持ちもよく分かります。

私の店でもカーリースを扱っていて、自社で契約した車も、ほかの会社で契約した車も、オイル交換や点検で入ってきます。答えは、契約の中身によって変わります。

リースを扱う店長として、リースの車をスタンドで整備するときに、損をしないための確かめ方をお話しします。

こんなお悩みありませんか
  • リース車をスタンドで整備したい
  • 契約違反にならないか不安
  • 車検や点検はどこで受けるのか
  • 返すときの追加料金が心配
テト
テト

リースの車って、借り物やろ? よその店でオイル替えたら怒られへんの?

テンチョー
テンチョー

怒られはしないよ。ただ、契約の中身によっては、お金を二重に払うことになるんだ。

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契約内容の確かめ方に飛ぶ

スタンドでのオイル交換

リース車のオイル交換の料金の図。契約した店は契約どおり、ほかの店は料金を伝えて了承後に作業で自己負担、メンテなし契約は店を自分で選べて自己負担

カーリースの車でも、ガソリンスタンドでオイル交換を受けることはできます。私の店でも、リースの車のオイル交換はふだんから受けている作業の1つ。とはいえ、どこで契約したリースかによって、料金のかかり方がまったく違います。自分が契約した店なら契約どおりの作業になり、ほかの店なら自分で払う作業になる、というのが大きな違いです。私の店での受け方を例に、その違いを説明します。どちらの場合も、作業の前に契約の中身を確かめることが出発点です。

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自社契約なら契約どおり作業

私の店で契約したリースの車なら、まず契約の中身を確認します。オイル交換が契約に含まれていれば、その内容にそって作業をします。

この場合、契約に含まれている作業なら、その場で追加のお金はかかりません。含まれていない作業が必要なときは、先にお客様に相談してから進めます。

他社契約なら料金は自己負担

ほかの会社で契約したリースの車も、オイル交換を受けることはできます。ただ、その会社との契約は私の店には関係がないので、作業の料金はお客様の支払いになります。

私の店では、料金がかかることを先にお伝えして、了承をいただいてから作業します。メンテナンスが含まれた契約なのに別の店で払うと、お金を二重に出すことになってしまいます。

作業前に契約書を確認

損をしないためには、店に行く前に契約書を見ておくのがいちばんです。オイル交換が含まれているか、どの店で受けるのかが書いてあります。

分からないときは、契約したリース会社か販売店に電話で聞くのが確実です。どこで受ければ無料になるかを先に知っておけば、二重払いを防げます。

オイル交換に行く前に見ること
  • どこで契約したリースか
  • オイル交換が含まれているか
  • どの店で受ける決まりか

契約内容の確かめ方

カーリースの契約書で確かめる3か所の図。メンテナンス込みかどうか、含まれる作業の一覧、受ける店の指定の有無

カーリースは、大きく分けると、点検や整備の費用が月額に入っている契約と、入っていない契約の2つです。日本自動車リース協会連合会の説明では、前者をメンテナンスリース、後者をファイナンスリースと呼んでいます。自分の契約がどちらなのかで、オイル交換を誰が払うかが決まります。ただ、名前や中身はリース会社によって違うので、名前だけで判断するのは危険です。それぞれの特徴と、見落としやすい点を順に見ていきます。

メンテナンス込みのリース

メンテナンスリースは、車検や点検、故障の修理などの費用をリース会社が負担する契約です。同連合会は、メンテナンスリースが全体の65%を超えていると紹介しています(日本自動車リース協会連合会 Q2)。

この契約なら、決められた店で受ければ、オイル交換も月額の中で済むことが多いです。逆に、別の店で受けると、その分は自分で払うことになります。

メンテなしのリース

ファイナンスリースは、車の代金や税金などは月額に入っていても、整備の費用は入っていない契約です。車検や点検、オイル交換の費用は、使う人が自分で払います。

この契約なら、オイル交換をどの店で受けるかは自分で選べます。スタンドで受けても、ほかの店で受けても、払うのは自分なので違いはありません。

メンテ込みでも別料金の作業

メンテナンス込みの契約でも、すべてが無料になるとは限りません。同連合会の説明では、パンク修理やオイルなどの補充・交換の費用を、お客様の負担にしている例があります(日本自動車リース協会連合会 Q5)。

バッテリーやタイヤの交換を、契約の年数で回数を決めている例もあります。「メンテ込み」と書いてあっても、何が含まれるかは契約書の一覧で確かめます。

契約の種類オイル交換の支払い受ける店
メンテナンス込み契約に含まれていれば月額の中契約で決まった店
メンテなし自分で払う自分で選べる

メンテなし契約の管理方法

テンチョーがレシートを入れた透明の袋を柴犬のノアに手渡し「レシートは袋にまとめて!」と話しているイラスト

メンテナンスが含まれていない契約なら、オイル交換や点検をどこで受けるかは、使う人が決めてかまいません。リースの契約として、整備する店が決められているわけではないからです。そのかわり、整備の管理を自分で引き受けることになるので、記録を残しておくことが大切です。返すときや、何かトラブルがあったときに、きちんと整備してきたことを示せます。店頭でお客様にお伝えしていることを3つまとめました。

交換する店は自分で選べる

ガソリンスタンド、カー用品店、整備工場など、オイル交換を受ける店は自由に選べます。給油のついでに頼めるスタンドは、忙しい方には便利な選択肢です。

選ぶときは、料金だけでなく、作業の記録を残してくれるかも見ておくと安心です。スタンドで頼むときの注意は、ガソリンスタンドの店員が教えない本音でも書いています。

レシートと明細を残す

リースの契約としては、整備の記録を出すように決められているわけではありません。それでも、オイル交換のレシートや作業の明細は、捨てずに残しておくことをおすすめしています。

いつ、どこで、何をしたかが分かる紙があれば、自分の車の管理がぐっと楽になります。車検証と一緒に、車の中に入れておくと失くしにくいです。

交換時期は取扱説明書で確認

オイル交換の時期は、車の種類や使い方によって違います。目安は、車の取扱説明書やメンテナンスノートに書いてあります。

走った距離と期間の、早いほうで交換するのが基本の考え方です。分からないときは、オイル交換を頼む店で前回の記録を見せて、相談するとよいでしょう。

ノア
ノア

レシートって、ついすぐ捨ててまうわ。車に入れとくのはええな。

テンチョー
テンチョー

小さな袋を1つ決めて、整備のたびに入れておくだけで十分だよ。

カーリースの車検・点検

リース車の車検・点検を受ける3つの店の図。リース会社の指定工場、整備を任された会社と契約のある店、リースを契約した店

カーリースの車も、車検や法定点検は買った車と同じように必要です。持ち主はリース会社とはいえ、車検の時期が来れば、使っている人が車を店に持って行きます。どこで受けるかを決めるのは、契約の内容と、その店がリース会社と契約しているかどうかです。私の店でも、リースの車の車検や点検を受けることがあります。受けられるのはどんな場合か、その流れと合わせて紹介します。

リース会社の指定工場

メンテナンス込みの契約では、車検や点検を受ける工場が、リース会社によって決められていることがあります。指定の工場で受ければ、費用は契約の中で扱われます。

車検の案内が届いたら、まず指定の工場がどこかを確かめます。指定外の店で受けると、費用を自分で払うことになりかねません。

委託先と契約のある店

リース会社が、整備を別の会社にまとめて任せていることもあります。その会社と契約している店なら、車検や点検を受けられます。

私の店でも、リース会社やメンテナンスを任されている会社と契約がある車は、車検や点検を受けることがあります。近くのスタンドで受けられるか、契約先に聞いてみる価値はあります。

契約した店で受ける

リースを契約した店が、そのまま車検や点検を受ける形もあります。スタンドでリースを契約したなら、いつもの店で車検まで済ませられます。

私の店で契約したリースの車は、もちろん車検も点検も受けています。給油のついでに相談できるので、点検の時期を忘れにくいのも利点です。

車検の案内が来たら確かめること
  • 指定の工場があるか
  • 車検の費用が契約に入っているか
  • 近くの店で受けられるか

満了時の追加料金

カーリースを返すときに追加料金がかかる3つのケースの図。オープンエンドの残価精算、クローズドエンドの原状回復、走行距離オーバー

カーリースで後から困りやすいのが、契約が終わって車を返すときのお金です。国民生活センターも、契約が終わったときに残価の支払いを求められる相談などを紹介し、契約前の確認を呼びかけています(国民生活センター)。追加料金がかかるかどうかは、契約の方式と、車の使い方で決まります。日ごろの乗り方で防げるものも多いので、3つのポイントを押さえておきましょう。

オープンエンドは残価を精算

オープンエンドは、契約のときに満了時の車の価値(残価)を決めておき、返すときの査定額との差を精算する方式です。日本自動車リース協会連合会は、個人のリースで使われることが多いと説明しています(日本自動車リース協会連合会 Q3)。

査定額が残価を下回れば、その差額を払うことがあります。ボディの傷や、タバコ・ペットのにおいなど車内の汚れは、査定額を下げる原因になります。

クローズドエンドは元に戻す

クローズドエンドは、残価を知らせず、その変動のリスクをリース会社が負う方式です。満了時に残価と査定額の差を精算することはありません。

そのかわり、返すときは借りたときの状態に戻すのが基本です。傷やへこみをきちんと直してあれば、基本的に追加のお金はかからないと私は考えています。

走行距離オーバーの料金

多くのカーリースには、月や年ごとに走れる距離の上限があります。国民生活センターも、走行距離などの制限があることを注意点に挙げています。

実際に走った距離が契約の距離を超えると、契約に書かれた計算で追加料金を払うことになります。通勤や帰省で距離が延びそうな方は、契約前に距離の上限を多めに選んでおくと安心です。

テト
テト

タバコとかペットのにおいでも、お金かかるかもしれへんのか。

テンチョー
テンチョー

契約の方式によってはね。返すまでは借り物だと思って、車内をきれいに使うのがいちばんの節約だよ。

カーリースが向く人

ガソリンスタンドで白い新車の横に立つ家族三人。父親が車の鍵を持ち、子どもが車を指さしている

店頭でリースの話をすると、いちばん多い質問が「おトクなの?」です。正直にお答えすると、支払う総額だけで比べれば、現金で一括購入するほうが手数料がかからない分、必ず安くなります。それでもリースが選ばれているのは、お金以外の便利さに価値を感じる人がいるからです。向いている人と向いていない人を、店長の目線で分けてみます。自分がどちらに近いか、考えながら読んでみてください。

向いている人

まとまったお金を用意せずに、車に乗り始めたい人です。毎月決まった額で、税金やメンテナンスの費用まで払える契約もあります。

定期的に新しい車に乗り換えたい人や、車の費用を毎月一定にしたい人には向いています。家計の管理がしやすくなったという声も、店頭で聞きます。

向いていない人

現金で一括で車を買える人には、あまり向いていません。リースの月額には、手数料や金利にあたる分が含まれているからです。

手数料のような余計なお金は一切払いたくない、という人は購入を選ぶのが正解です。長く1台に乗り続けたい人も、購入のほうが合うことが多いでしょう。

支払総額は一括購入が安い

リースと購入は、支払う総額と、毎月の負担のどちらを大事にするかで選び方が変わります。総額の比べ方は、別の記事で計算しました。

総額の安さなら一括購入、毎月の定額と手軽さならリース、と覚えておくと迷いません。詳しくはカーリースはやめとけ?デメリットと総費用比較を読んでみてください。

リースナブルは、オイル交換や点検を月額に含めるメンテナンスのプランを選べるカーリースです。月額を見て、購入と比べるだけでも判断の材料になります。

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よくある質問

Q1. リース車のオイル交換は誰がするのですか?

契約によって違います。メンテナンス込みの契約なら、決められた店で月額の中で交換するのが一般的です。メンテナンスが含まれていない契約なら、使う人が自分で店を選んで交換し、費用も自分で払います。

Q2. 他社で契約したリース車もスタンドで受けてもらえますか?

受けている店はあります。そのかわり、作業の料金は自分で払うことになるのが一般的です。メンテナンス込みの契約なら、契約先の店で受けたほうがお金はかかりません。

Q3. 契約外の店で整備したら契約違反になりますか?

メンテナンスが含まれていない契約なら、どこで整備しても問題はありません。メンテナンス込みの契約でも違反になるわけではありませんが、費用が二重になることがあります。不安なときは、契約書かリース会社で確認してください。

Q4. タバコやペットのにおいは返却のときに影響しますか?

車内のにおいや汚れは、車の査定額を下げる原因になります。満了時に残価を精算するオープンエンドの契約では、その差額を払うことがあります。

Q5. 法人ならカーリースはおトクですか?

日本自動車リース協会連合会は、資金面や税務面、車の管理の手間が減ることなどを、リースのメリットとして挙げています(日本自動車リース協会連合会 Q4)。税金の扱いは契約の形によって変わるので、くわしくは税理士に確認するのが確実です。

Q6. リース車をぶつけてしまったらどうすればいいですか?

まず、契約したリース会社か販売店に連絡します。車の持ち主はリース会社なので、修理をどこでするかも含めて、契約先の案内にそって進めるのが安全です。

まとめ

カーリースの車でも、ガソリンスタンドでオイル交換や点検を受けることはできます。ただし、メンテナンス込みの契約なら、契約先以外で受けると費用を二重に払うことになります。店に行く前に、契約書でメンテナンスの中身と、受ける店の決まりを確かめておきましょう。

メンテナンスが含まれていない契約なら、受ける店は自由に選べます。レシートや明細を残し、返すときに備えて車をきれいに使えば、満了時の追加料金も防ぎやすくなります。

この記事のポイント
  • スタンドでもオイル交換はできる
  • 契約先以外は自己負担が一般的
  • メンテの中身は契約書で確認
  • レシートと明細は残す
  • 返却前の傷・におい・距離に注意

これからリースを考える方は、メンテナンスを月額に含めるプランがあるかも比べてみてください。

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