iPhoneの「探す」アプリに「AirTagのバッテリー残量が少なくなっています」という通知、届いていませんか?AirTagの電池は約1年で交換時期を迎えます。交換自体は工具いらずの簡単作業ですが、実は「新品の電池に替えたのに認識されない」という定番の落とし穴があるんです。ガソリンスタンド店長として20年、車に付けるAirTagを何台も運用してきた私(テンチョー)が、相棒のノア(犬)とテト(猫)と一緒に、電池の選び方から交換手順、長持ちのコツまでまとめて解説します。

テンチョー、「電池残量が少なくなってます」って通知きたで!これ、AirTagごと買い替えなあかんの?

買い替え不要だよ。コンビニでも買えるボタン電池(CR2032)を1枚入れ替えるだけ。ただし電池選びに1つだけ、知らないとハマる注意点があるんだ。

「新品に替えたのに動かへん!」ってなるやつやろ。先に言うとくけど、それ、電池の苦い味のコーティングのせいやで。詳しくは本編でな。

AirTagの電池はどれくらい持つ?交換サインの確認方法
AirTagの電池寿命は、Apple公式で約1年とされています(使い方によって前後します。「探す」で音を鳴らす回数が多いと早く減ります)。交換のサインは、iPhoneに届く「AirTagのバッテリー残量が少なくなっています」という通知。この通知が来てもすぐに使えなくなるわけではありませんが、放置すると「いざ探したいときに電池切れ」という一番悲しい事故につながります。通知が来たら1〜2週間以内の交換をおすすめします。
夏の車内は50〜70℃に達することもあり、高温はボタン電池の消耗を早めます。車に設置したAirTagは、部屋の鍵や財布に付けたものより電池が早く減ると考えておきましょう。私の経験では、車用は通知を待たずに年1回・夏前に予防交換しておくと安心です。夏の車内温度とAirTagの耐熱性については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

電池の選び方:CR2032なら何でもいい…わけではない
AirTagに使う電池は「CR2032」というコイン形リチウム電池です。コンビニ・家電量販店・100円ショップでも売られている定番規格ですが、ここに冒頭でお話しした落とし穴があります。
CR2032には、お子さんの誤飲防止のために表面へ苦味成分(ビタレックス等)をコーティングした製品があります。これは安全上とても良い仕組みなのですが、Apple公式が「苦味コーティングされた電池は、コーティングの位置によってはAirTagと接触不良を起こし、認識されない場合がある」と案内しています。「新品に替えたのに動かない!」の原因は、ほとんどがコレ。パッケージに「苦味コーティング」「にが味」などの表記がないか、購入前に必ず確認してください。
※苦味コーティングなしの電池を使うご家庭では、お子さんの手の届かない場所での保管・交換作業を徹底してくださいね。
私のおすすめは、コーティングなしで信頼性の高いパナソニック製のCR2032です。複数枚パックを1つ買っておけば、車のスマートキー(実は同じCR2032系のボタン電池を使う車種が多いんです)や体温計などにも使い回せて無駄がありません。100円ショップの電池も使えないわけではありませんが、「いざという時に探せない」リスクと天秤にかけると、追跡デバイスには信頼できるメーカー品をおすすめします。
AirTagの電池交換手順:工具不要・1分で完了
電池が用意できたら、交換はあっという間です。手順は3つだけ。
- フタを開ける:AirTagの銀色(ステンレス)の面を下にして持ち、その面を両手の親指でグッと押し込みながら反時計回りに回すと、カチッとフタが外れます。固い場合は、滑り止めに輪ゴムやゴム手袋を使うと回しやすくなります
- 電池を入れ替える:古い電池を外し、新しいCR2032を「+」の刻印がある面を上(自分側)に向けてセットします。正しく入ると「ポーン」と音が鳴ります。音が鳴らなければ向きを確認してください
- フタを閉める:フタの3つのツメを本体の溝に合わせて置き、押し込みながら時計回りに回して固定します。最後にiPhoneの「探す」アプリでAirTagが表示されるか確認したら完了です

ほんまに1分で終わったわ!「ポーン」って鳴ったら成功なんやな。ちょっと気持ちええ音やね。
交換したのに認識されないときのチェックリスト
手順どおり交換したのに「探す」に出てこない・音が鳴らない。そんなときは、上から順に確認してみてください。
- 電池に苦味コーティングがないか確認した(最頻出の原因)
- 電池の「+」面が上(自分側)になっているか確認した
- 電池の保護フィルム・シールが貼られたままになっていないか確認した
- 接点を乾いた布で軽く拭いてから入れ直した
- フタのツメ3つがきちんと溝にはまっているか確認した
- それでもダメなら別の新品電池で試した(新品でも自然放電していることがあります)
ここまで試しても動かない場合は、AirTag本体の故障の可能性があります。Appleサポートに相談しましょう。なお、古い電池はセロハンテープで全体を絶縁してから、お住まいの自治体のルールに従って処分してください。ボタン電池はショートすると発熱の危険があるので、絶縁だけは忘れずに。
電池を長持ちさせる2つのコツ
最後に、次の交換までの期間を延ばすコツを2つ。1つ目は「音を鳴らす機能は必要なときだけ使う」こと。スピーカーの駆動は電池消耗が大きいので、位置確認だけならマップ表示で十分です。2つ目は「真夏の車内の直射日光を避けた場所に設置する」こと。車用AirTagの設置場所の工夫は、盗難対策の観点も含めてこちらの記事で解説しています。

まとめ:電池交換は1分、でも電池選びは慎重に
AirTagの電池交換のポイントをおさらいします。①電池寿命は約1年、通知が来たら1〜2週間以内に交換 → ②電池はCR2032、ただし苦味コーティングなしを選ぶ(パナソニック推奨) → ③ステンレス面を押しながら反時計回りで開け、「+」を上にセット → ④認識されないときはコーティング・向き・フィルムを確認。たった数百円の電池1枚で、愛車や大切な持ち物の「見守り」があと1年延長されます。通知が来ているなら、今日のうちにサクッと済ませてしまいましょう。

電池切れのAirTagはただの文鎮やからな。通知きたら後回しにせんと、その日のうちに替える。これが「探せる暮らし」のコツやで。

コメント