自動車保険の基本をわかりやすく解説|はじめて選ぶ方も迷わない完全ガイド

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「自動車保険って、種類が多すぎてよくわからない…」

そんな声をガソリンスタンドの現場でもよく耳にします。実は自動車保険の基本を理解するだけで、無駄な保険料を払わずに済んだり、いざというときに正しく使えるようになります。

この記事では現役ENEOSスタンド店長20年・保険募集人として日々お客様の相談に乗ってきた経験をもとに、自動車保険の基本をできるだけわかりやすく解説します。保険を初めて選ぶ方はもちろん、「なんとなく更新しているだけ」という方にもぜひ読んでいただきたい内容です。

自動車保険の種類は2つだけ

① 自賠責保険(強制保険)

自賠責保険はすべての車に加入が義務付けられている保険です。未加入のまま運転すると法律違反になります。ただし補償範囲は「相手の人への賠償」のみに限られており、補償額にも上限があります。自賠責保険だけでは実際の事故では補償が全く足りないケースがほとんどです。

② 任意保険(自動車保険)

任意保険は自賠責保険では補いきれない部分をカバーする保険です。加入は任意ですが、現役の保険募集人として言わせていただくと実質的には必須です。対人・対物の賠償額に上限がなく、自分の車の修理や自分自身のケガもカバーできます。この記事で解説するのは主にこちらの任意保険です。

任意保険の補償内容を理解する

絶対に必要な補償3つ

対人賠償保険は事故で相手を死傷させた場合の補償です。必ず「無制限」を選んでください。死亡事故や重度後遺障害では賠償額が1億円を超えることも珍しくありません。

対物賠償保険は事故で相手の車や建物などを壊した場合の補償です。こちらも必ず「無制限」を選んでください。高級車や店舗への突入事故では数千万円規模の賠償になるケースがあります。

人身傷害保険は自分や同乗者がケガをした場合の補償です。過失割合に関係なく補償が受けられるため、必ず加入しておきましょう。

状況に応じて選ぶ補償2つ

車両保険は自分の車の修理費用をカバーする補償です。新車や高額な車は加入する価値が高く、年数が経った車や低価格帯の車は保険料と補償額のバランスを考えて判断しましょう。

搭乗者傷害保険は車に乗っている人全員のケガを補償します。人身傷害保険と重複する部分もあるため、両方加入している場合は内容を確認して無駄がないか確認しましょう。

知らないと損する特約3選

① 弁護士費用特約(月数百円で最強の備え)

交通事故の被害者になった場合、相手の保険会社との示談交渉を弁護士に依頼すると慰謝料が大幅に増額されるケースが多いです。弁護士費用特約があればその費用(多くの場合300万円まで)を保険でカバーできます。月々数百円で加入できるので、つけない理由がありません。

② 無保険車傷害特約

相手が任意保険に未加入だった場合に備える特約です。日本では任意保険の未加入者が一定数存在します。もらい事故で相手が無保険だったという最悪のケースに備えておきましょう。

③ ロードサービス特約

バッテリー上がり・パンク・鍵の閉じ込めなどのトラブル時に無料でサポートが受けられます。ただしJAFに加入済みの方は内容が重複するため不要な場合があります。

保険料を決める5つの要素

保険料がどのように決まるかを知っておくと、無駄な出費を抑えられます。

等級は1〜20等級あり、等級が高いほど割引率が大きくなります。無事故で毎年1等級上がり、事故を起こすと等級が下がって保険料が上がります。

年齢は若いほど保険料が高く、年齢が上がると下がる傾向があります。ただし高齢になると再び上がる保険会社もあります。

車種・用途はスポーツカーや高級車は保険料が高くなります。また通勤で使う車は日常・レジャー使用より保険料が高くなります。

補償内容は補償範囲が広いほど保険料が高くなります。必要な補償に絞ることがコスト削減のポイントです。

保険会社の種類は代理店型(担当者がつくタイプ)とダイレクト型(ネット完結タイプ)があり、一般的にダイレクト型の方が保険料が安い傾向があります。

はじめて自動車保険を選ぶ方への3ステップ

ステップ① 必要な補償を整理する

対人・対物は無制限、弁護士費用特約は必須、車両保険は車の価値で判断、この3点を基準に必要な補償を整理してください。

ステップ② 一括見積もりで複数社を比較する

同じ補償内容でも保険会社によって保険料に大きな差が出ることがあります。まずは一括見積もりサービスで相場を把握しましょう。

ステップ③ 比較サイトだけに頼らない

比較サイトは便利ですが、広告収入モデルのため必ずしも最適な保険が上位表示されるとは限りません。比較サイトで相場を把握した上で、気になる保険会社に直接問い合わせるか、代理店に相談するのが最も確実です。比較サイトでは教えてくれない選び方の詳細は姉妹記事でも解説しています。

【保険募集人が解説】自動車保険の選び方|比較サイトでは教えてくれない本音

まとめ 自動車保険選びで迷ったらこれだけ覚えてください

自動車保険の基本をまとめると次の通りです。対人・対物は必ず無制限にすること、弁護士費用特約は月数百円で入れる最強の備えであること、一括見積もりで相場を把握してから選ぶこと、比較サイトの仕組みを理解した上で活用することの4点です。

保険は「使わないと損」ではなく「いざというときに確実に使えるもの」を選ぶのが正解です。この記事を読んで少しでも自動車保険への理解が深まれば幸いです。

【保険募集人が解説】自動車保険の選び方|比較サイトでは教えてくれない本音

ドラレコ割引のある自動車保険まとめ|実は保険料がかなり下がる

基本を理解したら、次は比較サイトでは教えてくれない
保険選びの本音もチェックしてみてください。

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